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当犬舎の種雄と交配をご希望の方はこちらのページをご一読の上お気軽にKENNELまでお問い合わせください。
当犬舎所有の種雄は全てJKC(ジャパンケネルクラブ)のDNA登録済みです。
当犬舎の種雄は全てブルセラカニス(ブルセラ病)の検査済みであり陰性でございます。
それぞれの種雄の検査結果報告書はそれぞれの種雄のプロフィール部分からご覧いただけます。
また、当犬舎の種雄全てにおいて、ブルセラ検査済であり陰性の雌犬以外とは交配を一切行っておりません。
当犬舎の種雄と交配ご希望の方へは、交配から出産、子育てまで出来る限りサポートさせていただきます。
雌犬は万全な管理体制にて交配をさせていただきますので安心してお預けください。
万が一、雌犬が当犬舎に在舎中に体調不良や事故などがあった場合には速やかに飼い主様へご連絡をさしあ
げた上で場合によっては当犬舎のかかりつけ獣医にて診察いたします。
当方の過失による事故が起きた場合には特定賠償保険により全額保障させていただきますが、万全な管理の
もとでお預かりいたしますのでご安心ください。
また、交配後のクレームは一切受け付けておりませんので事前に綿密な打ち合わせをさせていただきます。

交配をされるお客様は下記内容をお読みいただきご了解いただけましたら「交配についての承諾書」ページをブラウザのプリントアウトを使って印刷してください。
プリントアウトしたものに、署名の上、ご来店の際にお渡しください。
遠方の方はワンちゃんを空輸の際にブルセラ検査結果用紙と一緒にバリケンに貼り付けてお送り下さい。

当方では、万全な管理と体制でお受けしておりますが、ご署名、ご了解いただけない場合には交配をお受け出来ませんのでご了承くださいませ。

当方のミスによるケガを負わせてしまった場合には治療費を全額お支払いいたしますが、原因追及の難しい蓄膿症などは一切責任を負いません。(蓄膿症については下記をご覧ください。)




ヒート(生理)開始日に予約を入れてくださいヒートは無出血の犬が多いので、陰部の腫れをチェックして腫れた日からの日数計算でお願い致します。陰部の確認は、見た目では全くだめです。普段から、毎日触診していないと判断がつきません。
出血のある子でも出血数日前に腫れる事がありますので、後から出血を確認した場合には、出血日に再度連絡をください。
初ヒートの子は出血日からの計算でも大丈夫ですが、2回目以降のヒートの場合や1歳半を過ぎている場合には、陰部が膨らみ始めた日が開始日です。完全に膨らんだ日からではありません。 ご注意下さい。

これで絶対に100%(子宮の異常やストレスが無く、ホルモンのバランスがしっかりしていれば)受胎します。

私も今まで数え切れない回数の交配を、お客様のも自分の子もやりましたが、どう考えても2回目以降からのヒートに関しては陰部が若干でも膨らみ始めからの計算が正しい様子です。
当店では、顕微鏡を使ってスメアも見ることもできますが、各細胞が無各細胞に変化するのはやはり、陰部が
腫れ初めからの計算で合っています。

交配を予定している場合、ヒート予定の月の前月より一日2回、陰部を触診してみてください。そして、必ずティッシュを当ててください。「シーツに血が落ちた事で気が付いた」と いう方がいらっしゃいますが、それは、初ヒートの若い犬であれば適日の計算がズレないと思いますが、2回目以降の子に関してはズレますので気をつけてくださいね。

交配はキャンセルができません。

急なキャンセルの為に代わりのお客様を入れることが出来ない交配という業務です。
ヒートがきたら、飼い主さんの責任で万全な体制でワンちゃんを管理されてください。万が一、伝染病の発覚、皮膚病など交配不可能な事態が起きた場合でも、飼い主さんの管理不足とみなし交配を申し受けた際の代金を全額頂戴いたします。
これは法で言う「解約に伴い生じる逸失利益に対する損害賠償金」として交配料相当額を頂戴いたします。空いてしまった予定に当犬舎の雌犬の発情を合わせて来させられれば良いかもしれませんが、そんな事はできません。
発情は今しか出来ない期間の決まった特殊な業務(特定の期間限定のサービス業・ホテル等)となりますのでクーリングオフもききません。
予約をした以上は飼い主様が責任を持って相手があっての事ですから、自分の都合だけでキャンセルなど出来ない事を承知いただき常識ある行動を必ず行ってください。お客様と重複する時期に他の方で予約を入れようとして重なってしまうのでお断りしています。他の方にも迷惑を掛けないよう お願いいたします。

万が一、スメア検査などで「全くヒートでは無かった」と医者から言われた場合には、頂戴予定の代金を全額いただき、次回ヒート時に再交配と同じ形で対応させていただきます。
その点をしっかりと把握した上でご予約ください。

全ての方に一律していただく料金は交配料(種雄によって違います)+交配手数料5千円になります。
空輸にて送犬の場合には羽田空港止め又は成田空港止めでお送りいただき、送料交通費、返犬空輸代として体重5kgまでで別途1万円を頂戴いたします。
体重5kg以上の場合には直接KENNELにお問い合わせください。
お預かりが必要なお客様は一泊3,150千円にてお預かりして交配いたしております。
また、輸送用バリケンネルの大きさによって空輸代金が倍になります。万が一、ワンちゃんを出した時に空輸代金が5千円以上であった場合にはお返しまでに返送時の超過分を頂戴いたします。



ヒート(生理)開始日に予約を入れてくださいヒートは無出血の犬が多いので、陰部の腫れをチェック
して腫れた日からの日数計算でお願い致します。出血のある子でも出血数日前に腫れる事があり
ますので、後から出血を確認した場合には、出血日に再度予約を取り直してください。


当方はあくまでもお客様のご指定した日に交配を行います。犬の交配は適日に交配していれば、
子宮に問題が無い限り殆ど100%に近く受胎します。目安としてはヒート開始日を含めて11日目~
15日目の間に一日おきで2回掛けます。不安な方は獣医の元でスメア検査を行ってください。
交配の予約の際に日程を指定ください。ダブリのお客様が居る場合には一日ずらしていただく事が
ございますのでご了承下さい。


交配をするにあたって、獣医によるブルセラカニス(ブルセラ病)の検査を行ってください。
結果の書類をコピーしたものを交配当日に血統書と一緒に持参ください。万が一、陽性反応又は
疑陽性で数値が高い雌犬の場合には交配をお断りさせていただきます。
そのような内容の結果が出た際には、飼い主様も医療機関での検査をされる事をお勧めいたします。
また、獣医師には下記検査機関へ検査の依頼をしてくださいとお伝えください。
株式会社ランス 横浜ラボ 045-944-4442 
一般的にはアドテック様と言う検査機関を使用している獣医さんが多いのですが、こちらの検査機関では
検査倍率が低すぎて、疑陽性がとても多く結果として出てしまいます。


交配をしてから35日間はトリミングが母体に大変な負担を掛けますので避けます。
そのため、交配日の前日にトリミングに出しておいてください。また、最低限のマナーとお考え下さい。
トリミングの際には、交配用のカットとして陰部から肛門にわたる毛は1mmで剃ってください。


交配当日には血統書、ブルセラ検査結果用紙、オムツ又はパンツ、交配料、交配手数料を持参下さい。
交配はお預かりでも可能ですが、お泊りでも通いでも2回通っていただくので同じ事になります。
ただし、遠方の方で空輸の方は1泊3,150円でお預かりしております。遠方の方は血統書のコピー、
ブルセラ検査結果用紙をワンちゃんを入れるバリケンネルに貼り付けて空輸してください。また、空輸代
片道分と交通費2回往復分として別途1万5千円を頂戴いたします。代金は合計金額を交配日の前日まで
に入金いただき、前日までに確認を取ります。噛む子や唸る子などは飼い主様に補助していただくか、又
は口輪を付けさせていただきます。交配は10分~20分で終了いたします。大量の精子が陰部より流れま
すので移動用ハウスを持参いただいた方が良いかと思います。


交配から35日後が安定期です。犬は交配から63日後にお産してしまう程早いスピードで妊娠から出産
まで進みます。そのため、安定期に入っても油断は出来ません。まずは、交配日から25日後にエコー
検査で受胎の確認を行ってください。エコー検査はあくまでも受胎の有無のみの検査で、頭数は分かり
ません。トリミングは交配から35日後に一度、出産予定日から7日前にお産用カット(背中と胸3mm並み
剃り、腹1mm逆剃り、陰部から肛門にかけてとその周辺を1mm逆剃り、足回りは短め、尻尾3mm)に
トリミングして翌日にレントゲン検査を行ってください。このレントゲン検査で頭数の確認が可能となります。
食事ですが、交配から20日目あたりからツワリが始まります。軽い子も居ますが、ツワリが重い子は
食欲が無くなってしまいます。念のために、交配後はアイムス、ユーカヌバ、プロプラン、ドクタープロなど
ブリーダーが使用するタイプの栄養バランスに優れたフードに切り替えて、更に子犬用(パピー)フードに
切り替えてください。エコー検査で妊娠が確認された場合には普段の量より1.5倍から徐々に2倍に
増やしてください。フードを嫌う子でもバランスの悪い食事は流産などに繋がりますので、ふやかして与え
るか、缶詰と混ぜるなどして必ずフードを食べさせてください。赤ちゃんの骨を形成するのに不可欠です。


当方では産婆として代表がお客様宅に伺う形もとっておりますが、他の仕事もありますので、お産に間に
合わない場合がありますので、原則として預かり出産を受け付けております。出産予定日3日前位の産前
から産後の赤ちゃんが安定するまでの約6日間位です。確実に昼間に産むのであれば、お産日当日に
陣痛が来てから預かれますが、殆どが深夜から明け方なので、予定日の数日前からの預かりとなります。
産前のお預かりは1泊1万円24時間2交代の看視付き。産婆代は基本2万円(2名)+赤ちゃん1匹につき1
万円。赤ちゃんが多いほど代表が看る時間は長くなります。なるべくは、普段の慣れているご自宅でのお
産が一番ですが、慌てて手が震えてへその緒が切れなかったり、へその緒を切るのに時間がかかって
しまって赤ちゃんがダメになってしまったと言う一般の方からの声を受けて行っています。こちらは出産予
定日の7日前のレントゲン撮影した日にご予約下さい。


お産用カットにしてレントゲンも撮って準備万端ではありません。続いて飼い主様にご用意いただくものが
何点かあります。巣箱2個(55cm×40cm位のダンボール)、新聞紙、糸、カンシ(新品)、ハサミ(新品)、
軍手10枚、タオル5本位、バスタオル5枚位、ペットヒーター、洗面器、小さいダンボール1個です。

巣箱のダンボールは上蓋部分を切り取り、母犬が出入りする部分は少しくり抜いてください。その時に、
成長した赤ちゃんが出られない位の高さは残してください。出産予定日より5日前からは必ずゲージ飼いに
してください。見てない間に部屋の隅に産み落としていたと言う事のないようにするためです。
また、ゲージは飼い主様の枕元に置いてください。ゲージは当方では60×90cmのアイリス製のプラケージ
と言う製品を使用しています。こちらに、半分に巣箱を入れ、巣箱の中は新聞紙3枚分を折って敷き、その
上にバスタオル1枚を敷いてます。新聞紙は必ず敷いてください。飼い主様が寝ていても、陣痛の際に
巣箱の中でかなり激しく穴掘り行動をしますので、その時の新聞紙の破れる音で起きれますよ。
お産をした後は巣箱がグチャグチャに破壊されたり、破水で濡れてしまいますので、お産後に新しい巣箱に
取り替えてあげるために2個用意します。ゲージの残り半分のスペースには、新聞紙とペットシーツを敷いて
トイレにしてあげます。糸、カンシ、ハサミは赤ちゃんのへその緒を切るために必ず必要です。カンシが
売ってない場合には当方にご相談下さい。店頭で販売しています。軍手は赤ちゃんが生まれてきた後に
繋がって出てくる胎盤を上手に引っ張ってあげるためです。赤ちゃんが出てしまうと、母犬はそのまま羊膜
を噛み始めてしまい、胎盤がお腹の中に残ったり、へその緒が上手く噛み切れずに引っ張りすぎて、赤ちゃ
んの腸まで出てしまうと言う事故も多々あります。そのため、母犬が子供を産み落としそうになったら、赤
ちゃんと一緒に繋がっている胎盤をゆーっくりと軍手をはめた手で引っ張ってあげます。その際にへその緒が
切れてしまわないよう慎重に。赤ちゃんと胎盤が出てきたら、新聞とバスタオルを床に敷いておき、その上に
乗せて羊膜を軍手をはめた手で急いで破ってあげて、赤ちゃんの顔周りをタオルで拭いて、へその緒をカン
シで挟みます。挟む部分はお腹より3cm位上です。カンシを誰かに持っていてもらい、お腹より8mm上部分を
糸で2度縛ります。縛った部分から5mm上部分をハサミで切ります。そしてカンシをはずします。これでようや
く赤ちゃんは酸素を自ら吸い始めますが、羊水が肺に溜まっている場合がありますので、暖かいお湯(洗面
器に貯めて)で体を洗い、タオルで包み、腕を大きく振り下ろすようにして赤ちゃんを振ってください。振ったら
鼻から水が出ますので、その度にタオルで拭いてください。泣き声が上がれば大丈夫です。母犬は続いて
お産がある場合には激しく掘ったりするので、お産が終わるまでは小さいダンボールに赤ちゃんを入れて寝
かせてください。その小さなダンボールの下にはヒーターを敷いてください。
まずはこの手順を事前に練習しておくと慌てないで済みます。縫ぐるみやオモチャなどを代用して練習して
みてくださいね。赤ちゃんを振るのは難しいですが、専門学校の生徒さんにはコンニャクで練習させます。
肩幅位に足を開いて両手で赤ちゃんを持って、その時に赤ちゃんのお腹が指側に来るように持って、腕を
真っ直ぐ上に伸ばします。そのまま開いた足の間まで一気に振り下ろします。やってみてください。


産後3日は赤ちゃんが自分一人でお乳を吸い付けない場合がありますので、飼い主様がお乳を持って赤ちゃ
んの口をくっつけてあげる必要が出てくる場合があります。また、自分で吸い付ける子も動きが鈍いので、
足元が滑らないように巣箱の中は新聞紙の上にバスタオルを敷いてください。ただし、お産後も穴掘り行動
は続きますので、タオルに赤ちゃんがくるまってしまうと言う事が無いように注意していただき、4日目からは
新聞紙のみに変えてください。断尾と断爪は生後3日以内に行います。獣医さんに母犬と共に連れて行って
ください。母犬だけ自宅に残すと赤ちゃんを取られたと勘違いして大暴れしてケガをします。また、赤ちゃんが
とても小さい子の場合には生後5日目位に変更します。赤ちゃんの体重の増加は一日3gずつでも良いので
増えていれば問題ありませんが、減っていたら危険信号です。計る時間によって誤差が出ないように、毎日
必ず同じ時間に計測してください。生まれてから6時間経過しても頬の筋肉がまだ発達してなく、全くお乳が
吸えない子が居る場合には遠方の方は獣医師へ連れて行きカテーテルをして育てます。その時には、母犬
の母乳を注射器に2mml貯めて持っていってください。お近くの方で当方まで来られる方は緊急の連絡として
まずは043-232-8505へご連絡下さい。オーナー不在の場合にはこちらの携帯090-7660-8700へご連絡下
さい。たまたま当方で出産日が近い母犬が居たら、カテーテルを使用して2時間おきに面倒を見ます。
代金は別途まとめての請求になります。1泊24時間2交代の看護になります。
母犬は自分が摂取したカルシウムの3分の2を赤ちゃんに摂られます。産後もパピー用フードを中心に普段の
3倍の量をふやかして食べさせてください。また、赤ちゃんからなるべく離れたくなくて、トイレを我慢するほど
母性本能がある子も居ますので、そんな子は置き餌にして自分の好きな時に食べられる様に常に置いて
あげてください。


生後35日目から離乳の練習をします。朝起きたら母犬は別のハウス又は部屋へ移動。お昼に30分子犬の
居る巣箱へ戻して、夜寝るときには母犬と子犬は一緒に寝させます。
この時からパピーフードをふやかした物を手で握りつぶしてトロトロにお湯を足した離乳食を巣箱に常に入れ
ておきます。子犬は少しずつ練習して食べるようになります。生後40日目までにトロトロから普通にふやかし
た固さに徐々に変えていきます。母犬を子犬にくっつける時間も、朝、昼、夜30分ずつにしていくなど、少しず
つ時間を減らしていき、ワクチン接種の準備をします。生後40日目には完全に離乳になりますので、子犬から
母犬が見えたり、母犬から子犬が見えたりしないように別の部屋で飼育してください。子犬から母犬が見える
と離乳食を食べずに母犬が来るのをいつまでも待ってしまいます。母犬から子犬が見えるといつまでもお乳が
張ってしまい乳腺炎になったりします。生後50日目にはドライフードが食べられる様に練習させてください。


生後50~60日目に1回目のワクチン接種を行います。この時に検便をしておくと良いでしょう。完全な離乳から
10日以上経過していると、原虫のようなコクシジウムなども発見できるようになります。動物は殆ど持っている
虫なのですが、子犬にとっては下痢による脱水症状に繋がるので気をつけましょう。


血統書は生後35日目位に行うと良いでしょう。あまり早すぎても毛色の判断がプロの方のようにすぐに判断が
つかないと思います。


万が一、不受胎であった場合には次回ヒート時のみ交配手数料のみで交配させていただきます。
預かりの必要な雌犬や送料交通費は別途初回と同額です。
再交配の際にも同じように予約を入れていただき、交配当日には交配証明書を必ず持参ください。持参の無い
お客様は交配料が発生いたします。持参いただけましたら交配証明書に再スタンプを捺印いたします。
再交配を希望されない方への返金や不受胎での返金、クレームは一切お受けできませんのでご了承ください。


ここまで交配からお産についてご説明させていただきましたが、正直、完璧に覚えるのは難しいと思います。
一つずつクリアしていき、飼い主さんが落ち着いて母犬に優しく声を掛けられるように今から練習してくださいね。
また他に分からない点がありましたらお問い合わせ下さい。当方ではこのような対応で交配をお受けしており
ます。料金については下記のようになっておりますので、そちらも参照いただきまして、ご納得いただけましたら
ヒート当日にご予約をお願い致します。




通常は無菌状態である子宮内膜に細菌が感染し、炎症を起こす病気を「子宮内膜炎」といい、
感染症が悪化して子宮内に膿汁が貯留する症状を「子宮蓄膿症」といいます。大腸菌などの
感染菌によるエンドトキシン(細菌毒素)が血中に入り、全身状態の悪化を引き起こす病気です。
しかし、シャンプーの時や、肛門を舐めた後に陰部を舐めても感染はします。


雌は「体の司令塔」である脳から分泌されたホルモンの命令によって卵巣から卵胞ホルモン
(エストロジェン)が分泌され、「卵」が育ち、成熟すると卵胞から卵が旅立つ(排卵)という
サイクルを繰り返しています。「陰部からの出血」は正確には「発情の前兆(発情前期)」の
開始を意味します。そして雌犬が雄犬に交尾を許す瞬間から「発情期」がスタートします。犬
ではこの時期に排卵します。犬は常このサイクルを6~7ヶ月の周期で繰り返します。よく誤解
されていますが、発情の前兆となる陰部からの出血は人の生理(月経)に相当する出血とは
意味合いが異なります。人では出産のために用意していた子宮内膜が不必要となり剥離する
ことによって出血しますが、犬の場合子宮内膜の剥離ではなくホルモンの影響で子宮内膜が
充血することによって染み出た結果として出血します。犬に無出血が多いのもその理由の一つ
です。


子宮蓄膿症は大腸菌などがメス犬の膣から子宮内に侵入して引き起こす細菌感染症だと記したが、
この病気の背景には、それ以上の、生命を宿らせ、育むメス犬の大切な”性“の役割、機能にかかわる
問題が潜んでます。発情の後は子宮の中の環境がホルモンの影響で変化します。性成熟した
メス犬には、普通、七か月サイクルの性(発情)周期がある。卵巣で作られる卵胞ホルモンの働きで、
卵巣内の卵胞中で卵細胞が発育して排卵が起こる(発情期)。すると、卵巣内で黄体ホルモンが作られ、
その働きによって子宮では内膜を厚くして、受精卵の養分となる子宮乳を分泌する子宮腺を増加させ、
受精卵の着床準備を整える。黄体期(発情休止期)の始まりである。この時期、メス犬の体は、オス
犬の精子を受け入れやすくするために、免疫機能が低下する。また、子宮でも受精卵が着床・
発育しやすいように、動きが静かになり、受精卵を守るために、子宮の入口が閉じられる。
精子と卵子が受精してもしなくても卵巣内で黄体ホルモン(プロゲステロン)というホルモンが
優勢になり8~10週間程妊娠の準備段階となります。 この時期(黄体期)、受精するための
精子を攻撃しないようにディフェンスが甘くなります(免疫機能低下)。精子が攻撃を受けないと
いうことは雑菌も攻撃を受けにくいということになります。さらに受精卵を守るために、子宮の入口
(子宮頚管)が閉じられるため膣から侵入した細菌は退治されずに子宮内部で生き残り、精子が
進みやすい環境となります。これが子宮蓄膿症の発生メカニズムなのです。
黄体期のホルモンの影響によるものなので、発情終了後数週間から2ヶ月の間の発症が多くなります。
10ヶ月齢~20歳までの避妊していない雌に発症し、平均年齢は7歳、4歳以下の発症は少ないです。
また産歴のないものに発症が多く、しかし長期間出産していない動物にも発症します。勘違いされることが
多いのですが、生理の度に蓄膿症の危険はあると言う事になります。特に受精を行うと精子の受け入れ
態勢の為に更に膣内や子宮内は免疫抵抗を無くすので、交配をすると蓄膿症になりやすくなります。
もし、交配によって大腸菌が感染したとなると、尿道炎や膀胱炎の元も大腸菌のため、雄犬は血尿をして
いるはずです。人間の子供にトイレでの陰部と肛門の拭き方を教える意味と一緒で、肛門は後ろから、
陰部は前から拭きなさいと教えますよね。その意味と一緒なのです。


一般的な症状としては食欲低下、嘔吐、脱水、発熱(20%の症例)などがあります。ステージにも
よりますが子宮に貯留した膿汁が多ければおなかがぽっこりしてきます。また犬の場合は細菌に
よる毒素が腎臓にダメージを与える為、たくさんオシッコをする結果として水を“がぶ飲み”するよう
になります(多飲多尿)。  もし子宮の入口が開いていれば膣からドロッとした膿汁が排泄され、
尻尾の裏や陰部周囲の毛や皮膚に膿が付着して悪臭を放つようになります。しかし子宮の入口が
閉じている場合は子宮の中に膿汁がどんどん貯留していくので、まるで風船が破裂するかのように
おなかの中で大きくなった子宮が破裂して腹膜炎に発展しないよう早急の対応と十分な注意が必要
となります。また、子宮から細菌が全身にまわることもあり、乳腺炎、腹部や陰部、肛門周りの脱毛、
腹部の皮膚びらん、白血球増加、肝臓などの臓器への合併症などがあります。皮膚びらんや脱毛は
手術をしてからも半年近く症状が続くこともあり、卵巣の摘出を行わなかった場合にはずっと続きます。


 初期治療としては静脈内輸液と抗生物質が必要となります。感染菌は大腸菌が最も一般的で
あるため大腸菌に抗菌作用がある抗生物質を選択する必要があります。しかし残念ながら抗生
物質による単独治療では完治しません。少し古いですが1987年のある研究によると子宮蓄膿症
による死亡率は8%で一般的に子宮破裂と細菌性腹膜炎と関連しています。従って最終的には
手術で卵巣と子宮を取り除く方法がゴールドスタンダードとなっています。卵巣だけ摘出したり、
子宮だけ摘出した場合には子宮蓄膿症が再発するので、手術したのに膿が出ていたり、腹部の
脱毛、皮膚が赤いなどの症状が出ている場合には卵巣の摘出を行っていなかった場合に再発した
場合が殆どです。特に膿は要注意です。早い段階で避妊手術をすれば子宮蓄膿症に関しては100%
の予防効果が期待できます。しかし当然ですが妊娠・出産はできなくなります。出産を考えている
場合には産後、次回の生理が来る前に早避妊手術を行うこと。また、子宮蓄膿症は子宮ガンや乳ガン
などへも細菌が運ばれる為、ガンの確立が高くなる関係性も持っています。交配をする場合には
使い捨ての減菌処理ポンプ(注射器)で精子のみ入れることでお互いの肛門を舐めてしまったり、
細菌の感染を防ぐことも可能です。使用する注射器は必ず交配直前に開封したものを使用すること
です。


実は妊娠に“失敗”したすべての雌犬は発情後に「偽妊娠」の状態となります。つまりホルモン的に
妊娠した場合と何も変わらない状態となるのです。最も分りやすいサインは「おっぱいがでる」でしょう。
場合によっては先走りして巣作り行動やぬいぐるみの世話をすることもあります。通常は1~3週間
続くだけなので治療対象とはなりませんが、乳腺炎がひどくなり、感染症を起こして、発熱したり、しこりや
痛みが生じることもあり、時間がたつと乳汁が黄色く変色し、細菌感染が起こる場合もあります。子宮蓄膿症の
原因にもなり、このような場合には、子宮と卵巣の摘出を行うなどの積極的な治療が必要となります。

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無断転載、無断コピーを一切禁止します

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万が一、雌犬が当犬舎に在舎中に体調不良や事故などがあった場合には速やかに飼い主様へご連絡をさしあ
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当方の過失による事故が起きた場合には特定賠償保険により全額保障させていただきますが、万全な管理の
もとでお預かりいたしますのでご安心ください。
また、交配後のクレームは一切受け付けておりませんので事前に綿密な打ち合わせをさせていただきます。

交配をされるお客様は下記内容をお読みいただきご了解いただけましたら「交配についての承諾書」ページをブラウザのプリントアウトを使って印刷してください。
プリントアウトしたものに、署名の上、ご来店の際にお渡しください。
遠方の方はワンちゃんを空輸の際にブルセラ検査結果用紙と一緒にバリケンに貼り付けてお送り下さい。

当方では、万全な管理と体制でお受けしておりますが、ご署名、ご了解いただけない場合には交配をお受け出来ませんのでご了承くださいませ。

当方のミスによるケガを負わせてしまった場合には治療費を全額お支払いいたしますが、原因追及の難しい蓄膿症などは一切責任を負いません。(蓄膿症については下記をご覧ください。)


ヒート(生理)開始日に予約を入れてくださいヒートは無出血の犬が多いので、陰部の腫れをチェックして腫れた日からの日数計算でお願い致します。陰部の確認は、見た目では全くだめです。普段から、毎日触診していないと判断がつきません。
出血のある子でも出血数日前に腫れる事がありますので、後から出血を確認した場合には、出血日に再度連絡をください。
初ヒートの子は出血日からの計算でも大丈夫ですが、2回目以降のヒートの場合や1歳半を過ぎている場合には、陰部が膨らみ始めた日が開始日です。完全に膨らんだ日からではありません。 ご注意下さい。

これで絶対に100%(子宮の異常やストレスが無く、ホルモンのバランスがしっかりしていれば)受胎します。

私も今まで数え切れない回数の交配を、お客様のも自分の子もやりましたが、どう考えても2回目以降からのヒートに関しては陰部が若干でも膨らみ始めからの計算が正しい様子です。
当店では、顕微鏡を使ってスメアも見ることもできますが、各細胞が無各細胞に変化するのはやはり、陰部が
腫れ初めからの計算で合っています。

交配を予定している場合、ヒート予定の月の前月より一日2回、陰部を触診してみてください。そして、必ずティッシュを当ててください。「シーツに血が落ちた事で気が付いた」と いう方がいらっしゃいますが、それは、初ヒートの若い犬であれば適日の計算がズレないと思いますが、2回目以降の子に関してはズレますので気をつけてくださいね。

交配はキャンセルができません。

急なキャンセルの為に代わりのお客様を入れることが出来ない交配という業務です。
ヒートがきたら、飼い主さんの責任で万全な体制でワンちゃんを管理されてください。万が一、伝染病の発覚、皮膚病など交配不可能な事態が起きた場合でも、飼い主さんの管理不足とみなし交配を申し受けた際の代金を全額頂戴いたします。
これは法で言う「解約に伴い生じる逸失利益に対する損害賠償金」として交配料相当額を頂戴いたします。空いてしまった予定に当犬舎の雌犬の発情を合わせて来させられれば良いかもしれませんが、そんな事はできません。
発情は今しか出来ない期間の決まった特殊な業務(特定の期間限定のサービス業・ホテル等)となりますのでクーリングオフもききません。
予約をした以上は飼い主様が責任を持って相手があっての事ですから、自分の都合だけでキャンセルなど出来ない事を承知いただき常識ある行動を必ず行ってください。お客様と重複する時期に他の方で予約を入れようとして重なってしまうのでお断りしています。他の方にも迷惑を掛けないよう お願いいたします。

万が一、スメア検査などで「全くヒートでは無かった」と医者から言われた場合には、頂戴予定の代金を全額いただき、次回ヒート時に再交配と同じ形で対応させていただきます。
その点をしっかりと把握した上でご予約ください。

全ての方に一律していただく料金は交配料(種雄によって違います)+交配手数料5千円になります。
空輸にて送犬の場合には羽田空港止め又は成田空港止めでお送りいただき、送料交通費、返犬空輸代として体重5kgまでで別途1万円を頂戴いたします。
体重5kg以上の場合には直接KENNELにお問い合わせください。
お預かりが必要なお客様は一泊3,150千円にてお預かりして交配いたしております。
また、輸送用バリケンネルの大きさによって空輸代金が倍になります。万が一、ワンちゃんを出した時に空輸代金が5千円以上であった場合にはお返しまでに返送時の超過分を頂戴いたします。



ヒート(生理)開始日に予約を入れてくださいヒートは無出血の犬が多いので、陰部の腫れをチェック
して腫れた日からの日数計算でお願い致します。出血のある子でも出血数日前に腫れる事があり
ますので、後から出血を確認した場合には、出血日に再度予約を取り直してください。


当方はあくまでもお客様のご指定した日に交配を行います。犬の交配は適日に交配していれば、
子宮に問題が無い限り殆ど100%に近く受胎します。目安としてはヒート開始日を含めて11日目~
15日目の間に一日おきで2回掛けます。不安な方は獣医の元でスメア検査を行ってください。
交配の予約の際に日程を指定ください。ダブリのお客様が居る場合には一日ずらしていただく事が
ございますのでご了承下さい。


交配をするにあたって、獣医によるブルセラカニス(ブルセラ病)の検査を行ってください。
結果の書類をコピーしたものを交配当日に血統書と一緒に持参ください。万が一、陽性反応又は
疑陽性で数値が高い雌犬の場合には交配をお断りさせていただきます。
そのような内容の結果が出た際には、飼い主様も医療機関での検査をされる事をお勧めいたします。
また、獣医師には下記検査機関へ検査の依頼をしてくださいとお伝えください。
株式会社ランス 横浜ラボ 045-944-4442 
一般的にはアドテック様と言う検査機関を使用している獣医さんが多いのですが、こちらの検査機関では
検査倍率が低すぎて、疑陽性がとても多く結果として出てしまいます。


交配をしてから35日間はトリミングが母体に大変な負担を掛けますので避けます。
そのため、交配日の前日にトリミングに出しておいてください。また、最低限のマナーとお考え下さい。
トリミングの際には、交配用のカットとして陰部から肛門にわたる毛は1mmで剃ってください。


交配当日には血統書、ブルセラ検査結果用紙、オムツ又はパンツ、交配料、交配手数料を持参下さい。
交配はお預かりでも可能ですが、お泊りでも通いでも2回通っていただくので同じ事になります。
ただし、遠方の方で空輸の方は1泊3,150円でお預かりしております。遠方の方は血統書のコピー、
ブルセラ検査結果用紙をワンちゃんを入れるバリケンネルに貼り付けて空輸してください。また、空輸代
片道分と交通費2回往復分として別途1万5千円を頂戴いたします。代金は合計金額を交配日の前日まで
に入金いただき、前日までに確認を取ります。噛む子や唸る子などは飼い主様に補助していただくか、又
は口輪を付けさせていただきます。交配は10分~20分で終了いたします。大量の精子が陰部より流れま
すので移動用ハウスを持参いただいた方が良いかと思います。


交配から35日後が安定期です。犬は交配から63日後にお産してしまう程早いスピードで妊娠から出産
まで進みます。そのため、安定期に入っても油断は出来ません。まずは、交配日から25日後にエコー
検査で受胎の確認を行ってください。エコー検査はあくまでも受胎の有無のみの検査で、頭数は分かり
ません。トリミングは交配から35日後に一度、出産予定日から7日前にお産用カット(背中と胸3mm並み
剃り、腹1mm逆剃り、陰部から肛門にかけてとその周辺を1mm逆剃り、足回りは短め、尻尾3mm)に
トリミングして翌日にレントゲン検査を行ってください。このレントゲン検査で頭数の確認が可能となります。
食事ですが、交配から20日目あたりからツワリが始まります。軽い子も居ますが、ツワリが重い子は
食欲が無くなってしまいます。念のために、交配後はアイムス、ユーカヌバ、プロプラン、ドクタープロなど
ブリーダーが使用するタイプの栄養バランスに優れたフードに切り替えて、更に子犬用(パピー)フードに
切り替えてください。エコー検査で妊娠が確認された場合には普段の量より1.5倍から徐々に2倍に
増やしてください。フードを嫌う子でもバランスの悪い食事は流産などに繋がりますので、ふやかして与え
るか、缶詰と混ぜるなどして必ずフードを食べさせてください。赤ちゃんの骨を形成するのに不可欠です。


当方では産婆として代表がお客様宅に伺う形もとっておりますが、他の仕事もありますので、お産に間に
合わない場合がありますので、原則として預かり出産を受け付けております。出産予定日3日前位の産前
から産後の赤ちゃんが安定するまでの約6日間位です。確実に昼間に産むのであれば、お産日当日に
陣痛が来てから預かれますが、殆どが深夜から明け方なので、予定日の数日前からの預かりとなります。
産前のお預かりは1泊1万円24時間2交代の看視付き。産婆代は基本2万円(2名)+赤ちゃん1匹につき1
万円。赤ちゃんが多いほど代表が看る時間は長くなります。なるべくは、普段の慣れているご自宅でのお
産が一番ですが、慌てて手が震えてへその緒が切れなかったり、へその緒を切るのに時間がかかって
しまって赤ちゃんがダメになってしまったと言う一般の方からの声を受けて行っています。こちらは出産予
定日の7日前のレントゲン撮影した日にご予約下さい。


お産用カットにしてレントゲンも撮って準備万端ではありません。続いて飼い主様にご用意いただくものが
何点かあります。巣箱2個(55cm×40cm位のダンボール)、新聞紙、糸、カンシ(新品)、ハサミ(新品)、
軍手10枚、タオル5本位、バスタオル5枚位、ペットヒーター、洗面器、小さいダンボール1個です。

巣箱のダンボールは上蓋部分を切り取り、母犬が出入りする部分は少しくり抜いてください。その時に、
成長した赤ちゃんが出られない位の高さは残してください。出産予定日より5日前からは必ずゲージ飼いに
してください。見てない間に部屋の隅に産み落としていたと言う事のないようにするためです。
また、ゲージは飼い主様の枕元に置いてください。ゲージは当方では60×90cmのアイリス製のプラケージ
と言う製品を使用しています。こちらに、半分に巣箱を入れ、巣箱の中は新聞紙3枚分を折って敷き、その
上にバスタオル1枚を敷いてます。新聞紙は必ず敷いてください。飼い主様が寝ていても、陣痛の際に
巣箱の中でかなり激しく穴掘り行動をしますので、その時の新聞紙の破れる音で起きれますよ。
お産をした後は巣箱がグチャグチャに破壊されたり、破水で濡れてしまいますので、お産後に新しい巣箱に
取り替えてあげるために2個用意します。ゲージの残り半分のスペースには、新聞紙とペットシーツを敷いて
トイレにしてあげます。糸、カンシ、ハサミは赤ちゃんのへその緒を切るために必ず必要です。カンシが
売ってない場合には当方にご相談下さい。店頭で販売しています。軍手は赤ちゃんが生まれてきた後に
繋がって出てくる胎盤を上手に引っ張ってあげるためです。赤ちゃんが出てしまうと、母犬はそのまま羊膜
を噛み始めてしまい、胎盤がお腹の中に残ったり、へその緒が上手く噛み切れずに引っ張りすぎて、赤ちゃ
んの腸まで出てしまうと言う事故も多々あります。そのため、母犬が子供を産み落としそうになったら、赤
ちゃんと一緒に繋がっている胎盤をゆーっくりと軍手をはめた手で引っ張ってあげます。その際にへその緒が
切れてしまわないよう慎重に。赤ちゃんと胎盤が出てきたら、新聞とバスタオルを床に敷いておき、その上に
乗せて羊膜を軍手をはめた手で急いで破ってあげて、赤ちゃんの顔周りをタオルで拭いて、へその緒をカン
シで挟みます。挟む部分はお腹より3cm位上です。カンシを誰かに持っていてもらい、お腹より8mm上部分を
糸で2度縛ります。縛った部分から5mm上部分をハサミで切ります。そしてカンシをはずします。これでようや
く赤ちゃんは酸素を自ら吸い始めますが、羊水が肺に溜まっている場合がありますので、暖かいお湯(洗面
器に貯めて)で体を洗い、タオルで包み、腕を大きく振り下ろすようにして赤ちゃんを振ってください。振ったら
鼻から水が出ますので、その度にタオルで拭いてください。泣き声が上がれば大丈夫です。母犬は続いて
お産がある場合には激しく掘ったりするので、お産が終わるまでは小さいダンボールに赤ちゃんを入れて寝
かせてください。その小さなダンボールの下にはヒーターを敷いてください。
まずはこの手順を事前に練習しておくと慌てないで済みます。縫ぐるみやオモチャなどを代用して練習して
みてくださいね。赤ちゃんを振るのは難しいですが、専門学校の生徒さんにはコンニャクで練習させます。
肩幅位に足を開いて両手で赤ちゃんを持って、その時に赤ちゃんのお腹が指側に来るように持って、腕を
真っ直ぐ上に伸ばします。そのまま開いた足の間まで一気に振り下ろします。やってみてください。


産後3日は赤ちゃんが自分一人でお乳を吸い付けない場合がありますので、飼い主様がお乳を持って赤ちゃ
んの口をくっつけてあげる必要が出てくる場合があります。また、自分で吸い付ける子も動きが鈍いので、
足元が滑らないように巣箱の中は新聞紙の上にバスタオルを敷いてください。ただし、お産後も穴掘り行動
は続きますので、タオルに赤ちゃんがくるまってしまうと言う事が無いように注意していただき、4日目からは
新聞紙のみに変えてください。断尾と断爪は生後3日以内に行います。獣医さんに母犬と共に連れて行って
ください。母犬だけ自宅に残すと赤ちゃんを取られたと勘違いして大暴れしてケガをします。また、赤ちゃんが
とても小さい子の場合には生後5日目位に変更します。赤ちゃんの体重の増加は一日3gずつでも良いので
増えていれば問題ありませんが、減っていたら危険信号です。計る時間によって誤差が出ないように、毎日
必ず同じ時間に計測してください。生まれてから6時間経過しても頬の筋肉がまだ発達してなく、全くお乳が
吸えない子が居る場合には遠方の方は獣医師へ連れて行きカテーテルをして育てます。その時には、母犬
の母乳を注射器に2mml貯めて持っていってください。お近くの方で当方まで来られる方は緊急の連絡として
まずは043-232-8505へご連絡下さい。オーナー不在の場合にはこちらの携帯090-7660-8700へご連絡下
さい。たまたま当方で出産日が近い母犬が居たら、カテーテルを使用して2時間おきに面倒を見ます。
代金は別途まとめての請求になります。1泊24時間2交代の看護になります。
母犬は自分が摂取したカルシウムの3分の2を赤ちゃんに摂られます。産後もパピー用フードを中心に普段の
3倍の量をふやかして食べさせてください。また、赤ちゃんからなるべく離れたくなくて、トイレを我慢するほど
母性本能がある子も居ますので、そんな子は置き餌にして自分の好きな時に食べられる様に常に置いて
あげてください。


生後35日目から離乳の練習をします。朝起きたら母犬は別のハウス又は部屋へ移動。お昼に30分子犬の
居る巣箱へ戻して、夜寝るときには母犬と子犬は一緒に寝させます。
この時からパピーフードをふやかした物を手で握りつぶしてトロトロにお湯を足した離乳食を巣箱に常に入れ
ておきます。子犬は少しずつ練習して食べるようになります。生後40日目までにトロトロから普通にふやかし
た固さに徐々に変えていきます。母犬を子犬にくっつける時間も、朝、昼、夜30分ずつにしていくなど、少しず
つ時間を減らしていき、ワクチン接種の準備をします。生後40日目には完全に離乳になりますので、子犬から
母犬が見えたり、母犬から子犬が見えたりしないように別の部屋で飼育してください。子犬から母犬が見える
と離乳食を食べずに母犬が来るのをいつまでも待ってしまいます。母犬から子犬が見えるといつまでもお乳が
張ってしまい乳腺炎になったりします。生後50日目にはドライフードが食べられる様に練習させてください。


生後50~60日目に1回目のワクチン接種を行います。この時に検便をしておくと良いでしょう。完全な離乳から
10日以上経過していると、原虫のようなコクシジウムなども発見できるようになります。動物は殆ど持っている
虫なのですが、子犬にとっては下痢による脱水症状に繋がるので気をつけましょう。


血統書は生後35日目位に行うと良いでしょう。あまり早すぎても毛色の判断がプロの方のようにすぐに判断が
つかないと思います。


万が一、不受胎であった場合には次回ヒート時のみ交配手数料のみで交配させていただきます。
預かりの必要な雌犬や送料交通費は別途初回と同額です。
再交配の際にも同じように予約を入れていただき、交配当日には交配証明書を必ず持参ください。持参の無い
お客様は交配料が発生いたします。持参いただけましたら交配証明書に再スタンプを捺印いたします。
再交配を希望されない方への返金や不受胎での返金、クレームは一切お受けできませんのでご了承ください。


ここまで交配からお産についてご説明させていただきましたが、正直、完璧に覚えるのは難しいと思います。
一つずつクリアしていき、飼い主さんが落ち着いて母犬に優しく声を掛けられるように今から練習してくださいね。
また他に分からない点がありましたらお問い合わせ下さい。当方ではこのような対応で交配をお受けしており
ます。料金については下記のようになっておりますので、そちらも参照いただきまして、ご納得いただけましたら
ヒート当日にご予約をお願い致します。


通常は無菌状態である子宮内膜に細菌が感染し、炎症を起こす病気を「子宮内膜炎」といい、
感染症が悪化して子宮内に膿汁が貯留する症状を「子宮蓄膿症」といいます。大腸菌などの
感染菌によるエンドトキシン(細菌毒素)が血中に入り、全身状態の悪化を引き起こす病気です。
しかし、シャンプーの時や、肛門を舐めた後に陰部を舐めても感染はします。


雌は「体の司令塔」である脳から分泌されたホルモンの命令によって卵巣から卵胞ホルモン
(エストロジェン)が分泌され、「卵」が育ち、成熟すると卵胞から卵が旅立つ(排卵)という
サイクルを繰り返しています。「陰部からの出血」は正確には「発情の前兆(発情前期)」の
開始を意味します。そして雌犬が雄犬に交尾を許す瞬間から「発情期」がスタートします。犬
ではこの時期に排卵します。犬は常このサイクルを6~7ヶ月の周期で繰り返します。よく誤解
されていますが、発情の前兆となる陰部からの出血は人の生理(月経)に相当する出血とは
意味合いが異なります。人では出産のために用意していた子宮内膜が不必要となり剥離する
ことによって出血しますが、犬の場合子宮内膜の剥離ではなくホルモンの影響で子宮内膜が
充血することによって染み出た結果として出血します。犬に無出血が多いのもその理由の一つ
です。


子宮蓄膿症は大腸菌などがメス犬の膣から子宮内に侵入して引き起こす細菌感染症だと記したが、
この病気の背景には、それ以上の、生命を宿らせ、育むメス犬の大切な”性“の役割、機能にかかわる
問題が潜んでます。発情の後は子宮の中の環境がホルモンの影響で変化します。性成熟した
メス犬には、普通、七か月サイクルの性(発情)周期がある。卵巣で作られる卵胞ホルモンの働きで、
卵巣内の卵胞中で卵細胞が発育して排卵が起こる(発情期)。すると、卵巣内で黄体ホルモンが作られ、
その働きによって子宮では内膜を厚くして、受精卵の養分となる子宮乳を分泌する子宮腺を増加させ、
受精卵の着床準備を整える。黄体期(発情休止期)の始まりである。この時期、メス犬の体は、オス
犬の精子を受け入れやすくするために、免疫機能が低下する。また、子宮でも受精卵が着床・
発育しやすいように、動きが静かになり、受精卵を守るために、子宮の入口が閉じられる。
精子と卵子が受精してもしなくても卵巣内で黄体ホルモン(プロゲステロン)というホルモンが
優勢になり8~10週間程妊娠の準備段階となります。 この時期(黄体期)、受精するための
精子を攻撃しないようにディフェンスが甘くなります(免疫機能低下)。精子が攻撃を受けないと
いうことは雑菌も攻撃を受けにくいということになります。さらに受精卵を守るために、子宮の入口
(子宮頚管)が閉じられるため膣から侵入した細菌は退治されずに子宮内部で生き残り、精子が
進みやすい環境となります。これが子宮蓄膿症の発生メカニズムなのです。
黄体期のホルモンの影響によるものなので、発情終了後数週間から2ヶ月の間の発症が多くなります。
10ヶ月齢~20歳までの避妊していない雌に発症し、平均年齢は7歳、4歳以下の発症は少ないです。
また産歴のないものに発症が多く、しかし長期間出産していない動物にも発症します。勘違いされることが
多いのですが、生理の度に蓄膿症の危険はあると言う事になります。特に受精を行うと精子の受け入れ
態勢の為に更に膣内や子宮内は免疫抵抗を無くすので、交配をすると蓄膿症になりやすくなります。
もし、交配によって大腸菌が感染したとなると、尿道炎や膀胱炎の元も大腸菌のため、雄犬は血尿をして
いるはずです。人間の子供にトイレでの陰部と肛門の拭き方を教える意味と一緒で、肛門は後ろから、
陰部は前から拭きなさいと教えますよね。その意味と一緒なのです。


一般的な症状としては食欲低下、嘔吐、脱水、発熱(20%の症例)などがあります。ステージにも
よりますが子宮に貯留した膿汁が多ければおなかがぽっこりしてきます。また犬の場合は細菌に
よる毒素が腎臓にダメージを与える為、たくさんオシッコをする結果として水を“がぶ飲み”するよう
になります(多飲多尿)。  もし子宮の入口が開いていれば膣からドロッとした膿汁が排泄され、
尻尾の裏や陰部周囲の毛や皮膚に膿が付着して悪臭を放つようになります。しかし子宮の入口が
閉じている場合は子宮の中に膿汁がどんどん貯留していくので、まるで風船が破裂するかのように
おなかの中で大きくなった子宮が破裂して腹膜炎に発展しないよう早急の対応と十分な注意が必要
となります。また、子宮から細菌が全身にまわることもあり、乳腺炎、腹部や陰部、肛門周りの脱毛、
腹部の皮膚びらん、白血球増加、肝臓などの臓器への合併症などがあります。皮膚びらんや脱毛は
手術をしてからも半年近く症状が続くこともあり、卵巣の摘出を行わなかった場合にはずっと続きます。


 初期治療としては静脈内輸液と抗生物質が必要となります。感染菌は大腸菌が最も一般的で
あるため大腸菌に抗菌作用がある抗生物質を選択する必要があります。しかし残念ながら抗生
物質による単独治療では完治しません。少し古いですが1987年のある研究によると子宮蓄膿症
による死亡率は8%で一般的に子宮破裂と細菌性腹膜炎と関連しています。従って最終的には
手術で卵巣と子宮を取り除く方法がゴールドスタンダードとなっています。卵巣だけ摘出したり、
子宮だけ摘出した場合には子宮蓄膿症が再発するので、手術したのに膿が出ていたり、腹部の
脱毛、皮膚が赤いなどの症状が出ている場合には卵巣の摘出を行っていなかった場合に再発した
場合が殆どです。特に膿は要注意です。早い段階で避妊手術をすれば子宮蓄膿症に関しては100%
の予防効果が期待できます。しかし当然ですが妊娠・出産はできなくなります。出産を考えている
場合には産後、次回の生理が来る前に早避妊手術を行うこと。また、子宮蓄膿症は子宮ガンや乳ガン
などへも細菌が運ばれる為、ガンの確立が高くなる関係性も持っています。交配をする場合には
使い捨ての減菌処理ポンプ(注射器)で精子のみ入れることでお互いの肛門を舐めてしまったり、
細菌の感染を防ぐことも可能です。使用する注射器は必ず交配直前に開封したものを使用すること
です。


実は妊娠に“失敗”したすべての雌犬は発情後に「偽妊娠」の状態となります。つまりホルモン的に
妊娠した場合と何も変わらない状態となるのです。最も分りやすいサインは「おっぱいがでる」でしょう。
場合によっては先走りして巣作り行動やぬいぐるみの世話をすることもあります。通常は1~3週間
続くだけなので治療対象とはなりませんが、乳腺炎がひどくなり、感染症を起こして、発熱したり、しこりや
痛みが生じることもあり、時間がたつと乳汁が黄色く変色し、細菌感染が起こる場合もあります。子宮蓄膿症の
原因にもなり、このような場合には、子宮と卵巣の摘出を行うなどの積極的な治療が必要となります。

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